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　天龍プロジェクト「天龍源一郎復帰戦〜革命〜」が２９日、東京・後楽園ホールで開催され、超満員となる１７４１人を動員した。
　メーンイベントでは、今年２月と３月に腰部脊柱管狭窄症の手術を受けた天龍が、昨年１１．１０以来、約１年２カ月ぶりに聖地に復活。天龍不在の間、大将代理を務めた高山善廣、鈴木みのるにプロレスリング・ノアのＧＨＣヘビー級王者・森嶋猛という強力なパートナーを従え、新日本プロレスの永田裕志、中西学、天山広吉、小島聡の第三世代タッグと対戦した。
　観客の大歓声に迎えられ、高山が開けたロープをくぐってリングに足を踏み入れた天龍は、先発を買って出ると、天山のモンゴリアンチョップをブロックしてグーパンチ＆逆水平チョップを炸裂。１５分過ぎには天龍が永田、みのるが中西、高山が小島、森嶋が天山をそれぞれつかまえてコブラツイストの競演を見せ、森嶋のアシストを受けた天龍がセカンドロープからのダイビングエルボードロップを発射。だが、新日本カルテットの猛攻を食らい、永田の白目式腕固めに力尽きた。
　試合後は自身の欠場中に団体を支えてくれたまな娘の嶋田紋奈をリングに上げ、「おまえ、男前だよ」と感謝。セコンドの肩を借りながらも、自力で花道を引き揚げた天龍は、「プロレスを堪能しました」と晴れ晴れとした表情を浮かべ、「『もういいだろ』と言われないように、結果を残さないと」と、まだまだ現役続行に意欲を見せた。